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関節リウマチの診断にあたっては、触診、エックス線検査、血液検査、尿検査、関節液検査のいろいろな検査を行ないます。これらの検査結果により、体内で起きている様々な変化や薬の副作用の有無、類似した病気との区別などを調べることができるのです。
その中の「血液検査」における9つのポイントを下記にまとめてみました。

 

①赤沈...代謝異常や組織の炎症があると赤血球の沈降速度が早くなり、関節リウマチの程度や治療の効果を見ることが出来ます。

②CRP...体内で炎症が起きたときに血液中に現れる特殊なたんぱく質で、他の膠原病や感染症にかかっている場合も陽性を示します。

③白血球数...薬の副作用により減少したり、他の感染症や悪性関節リウマチの疑いがある場合に増加したりすることがあります。

④赤血球数...病気の進行に伴って貧血症状が進むと値が減少していきます。

⑤血色素...非ステロイド抗炎症剤の副作用で、胃潰瘍または十二指腸潰瘍による出血が起きていると値が下がります。

⑥リウマチ因子(RA検査)...自分自身の成分を敵と見なして免疫異常を起こしてしまう抗体を調べます。

⑦血清タンパク分画...関節リウマチになると、α2グロブリン、γグロブリンの増加が見られます。

⑧GOTとGPT...薬の副作用で肝臓に障害が起きると数値が高くなります。

⑨血清クレアチニン...薬の副作用で腎臓に障害が起きると数値が上昇します。

 

検査結果の意味を十分に理解し、この9つのポイントと自分の病状がどのような状態にあるのかを十分に知っておくことが重要です。

 

 

自覚症状は、患者さんが自身が経験されて、認めている症状のことで、診断する際の重要な要素となります。
関節リウマチの患者さんは、どのような症状を体験し、異変を感じているのでしょうか。

最初手の指では、第二関節(指先から2番目の関節)と第三関節(指先から3番目の関節)のあたりから腫れてくるのがこの病気の特徴です。
そのせいで、指輪が抜けなくなった、または入らなくなった、という話しがよく聞きます。また物を握る、絞るという動作がしづらくなったり、物を落としやすくもなるようです。

足の症状では、左右の足の裏と、指の付け根の関節に症状が出やすいみたいです。
朝の起床時に立ち上がると、でこぼこの道を歩くような違和感を足の裏に感じたり、指の付け根の関節が腫れて今まで履いていた靴が履けなくなってしまうことがあります。
そして、正座が出来なくなったり、長い時間座っていると、足がこわばって立てない、という事もあるようです。
それから、関節の症状が出る前に、、食欲が出ない、微熱がしばらく続く、体がだるい、体重が減った、イライラしたり、顔色が悪い、などの全身にわたる漠然とした自覚症状が診られる事がたびたびあります。
そのような前兆の症状は、かなりの割合の患者さんに診られますが、後で思い当たる、というほどの軽いものが多いです。
なんとなく前兆の症状が続いているうちに、気がつけば関節のこわばりを感じるようになり、しだいに関節リウマチがその本来の姿をあらわしてきます。